党連合政権の実現目指す
共産 志位委員長

共産党の志位委員長はことし最初の記者会見で、安倍政権にかわる選択肢を国民に示したいとして、立憲民主党などに呼びかけている「野党連合政権」構想の実現を目指す考えを強調しました。

この中で、共産党の志位委員長は「ことしを『野党連合政権』に道を開く年にし、安倍政治にかわる希望が見える年にしたい。そのためには徹底的に追及を続けると同時に、国民に希望を見せることが必要だ」と述べました。

そのうえでIR=統合型リゾート施設の事業をめぐる汚職事件について「カジノを政権の成長戦略の目玉と位置づけた中で事件が起きており、安倍総理大臣を直撃する問題だ。国会で真相を究明していく」と述べ、通常国会で徹底して追及する考えを示しました。

さらに安倍総理大臣が6日の記者会見で、憲法改正に改めて意欲を示したことについて「先の参議院選挙で憲法改正に前向きな勢力が3分の2を割り、国民の審判が下っている。安倍総理大臣の野望は絶対に許さない」と述べました。

一方、日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告が中東のレバノンに出国した問題について、志位氏は「法治国家の体をなさなくなる大問題で、法務省、政府の責任は大変重い」と批判しました。