民との合流にはそれ
なりの時間かかる」平野氏

立憲民主党との合流について、25日開かれた国民民主党の総務会で、合流に前向きな議員からは、スピード感を持ってまとめるよう求める意見が出たのに対し、平野幹事長は「それなりの時間がかかることは分かってほしい」と述べ、理解を求めました。

25日開かれた国民民主党の総務会では、平野幹事長が立憲民主党との合流に向けて、先週から福山幹事長と話し合いを続けていると報告しました。

合流に前向きな議員からは「通常国会に間に合わなかったでは済まされず、スピード感を持ってほしい」と求める意見が出たのに対し、平野氏は「全員にとってのベストの形を考えているので、それなりの時間がかかることは分かってほしい」と述べ、理解を求めました。

一方、ほかの出席者からは「参議院側の信頼関係を、どう醸成していこうとしているのかなど協議の状況を教えてほしい」といった意見が出ましたが、平野氏は「現時点で内容は申し上げられない」と述べました。

玉木代表「案件は多岐 理念や政策を尊重し合意を」

国民民主党の玉木代表は記者会見で「来年の通常国会の召集や、衆議院の解散の時期などを勘案しながら、幹事長どうしで精力的に詰めている。立憲民主党の福山幹事長も年内の結論にはこだわっていないと思う」と述べました。

そのうえで「案件は多岐にわたり、根本的な部分で折り合っていないと、平野幹事長から報告を受けている。それぞれの理念や政策を尊重した形で合意に至ることが大事で、両党が力を合わせる大義を示さなければならない」と述べ、丁寧に話し合いを続けたいという考えを示しました。