系天皇は慎重に
検討すべき」 自民 岸田氏

皇位の継承をめぐって、自民党の岸田政務調査会長は、女系の天皇については慎重に検討すべきだという考えを示しました。

皇位の継承をめぐっては、24日、自民党の甘利税制調査会長が、男系による継承が維持できない場合には、女系も容認すべきだという考えを示しました。

これについて、甘利氏は、25日、記者団に対し、「決して積極的に女系を容認しているわけではない。男系男子が大原則で、将来、男系男子による継承が存続の危機に陥った場合に備えて議論しておくという意味だ」と説明しました。

一方、岸田政務調査会長は、記者会見で、「皇室の長い歴史や伝統を考えた場合、女系天皇は慎重に検討すべきだ」と述べました。

そのうえで、岸田氏は、「さまざまな意見があることは尊重しなければならず、議論を丁寧に進め、多くの国民が納得できる結論を出す努力が必要だ」と述べました。