系『皇室の正当性を
失った』と批判出るのでは」

皇位の継承をめぐって、自民党の稲田幹事長代行は、伝統は一度壊したら二度と戻すことはできないとして、男系による継承を堅持すべきだという考えを強調しました。

自民党の稲田幹事長代行は新潟県南魚沼市で講演し、皇位継承について、「2000年以上つなげてきた積み重ねは、一度壊したら二度と戻すことはできない。今までに8人の女性天皇がいらっしゃるが、全員男系だ。女系にすると『皇室の正当性を失った』との批判が出るのではないか」と述べ、男系による継承を堅持すべきだという考えを強調しました。

さらに、女性皇族が結婚後も皇室にとどまる女性宮家の創設についても、「女性皇族の皆さんに、結婚しても、公務やいろいろな事柄に携わっていただきたいと思っているが、女性宮家を作って、お子様ができ、その方が即位するとすれば女系の天皇になる。女性宮家というのはそういう危険性をはらんでいる問題なので慎重に議論すべきではないか」と指摘しました。