を見る会 首相推薦は
千人程度 昭恵夫人推薦も

総理大臣主催の「桜を見る会」をめぐり、菅官房長官は衆議院内閣委員会で、ことしの招待者のうち、安倍総理大臣からの推薦は1000人程度だったとしたうえで、安倍総理大臣自身も、推薦の数が多すぎたとして反省を示していることを明らかにしました。

総理大臣主催の「桜を見る会」をめぐり、菅官房長官は20日午前の衆議院内閣委員会で、ことし招待された1万5000人余りの内訳を明らかにしました。

それによりますと、
▽各省庁推薦の功労者らがおよそ6000人だった一方、
▽安倍総理大臣からの推薦は1000人程度、
▽副総理、官房長官、官房副長官から合わせて1000人程度、
▽自民党関係者からおよそ6000人、
▽国際貢献や芸術文化などの特別招待者や報道関係者、公明党関係者などが合わせて1000人程度だったということです。

また、菅官房長官は各省庁からの推薦者の名簿について、保存されているものについては、速やかに委員会に明らかにする考えを示しました。

そのうえで、菅官房長官は「長年の慣行とはいえ、年数が重なる中で人数が増えていったことを反省し、今後、招待基準の明確化や、招待プロセスの透明化、予算や招待人数も含めて全面的な見直しを行っていく」と述べました。

菅官房長官は「安倍総理大臣ご自身も、多すぎたことに反省を示している」と述べました。

大西内閣審議官「昭恵夫人からの推薦も」

さらに、内閣官房の大西証史 内閣審議官は「詳細は不明だが、安倍事務所において、幅広く参加希望者を募るプロセスの中で、昭恵夫人からの推薦もあったとのことだった」と述べました。

官房長官 昭恵夫人の推薦 問題ないと認識

菅官房長官は午前の記者会見で、安倍総理大臣の昭恵夫人からの推薦もあったことについて、記者団が「私人が公的行事の招待者選定に関わるのは適切か」と質問したのに対し、「最終的には内閣官房、内閣府の中で取りまとめる」と述べ、問題はないという認識を示しました。