10分間ことば 大きな
評価は難しい」茂木外相

関係が冷え込む日本と韓国の首脳が、訪問先のタイで短時間、ことばを交わしたことについて、茂木外務大臣は大きな評価は難しいとしたうえで、韓国側が「徴用」をめぐる問題で解決策を示すことが重要だという認識を重ねて示しました。

安倍総理大臣は4日、訪問先のタイで、韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領とおよそ1年ぶりに、着席した形式で10分程度、通訳のみを交えてことばを交わしました。

これについて茂木外務大臣は記者会見で「安倍総理大臣は控え室で各国首脳と握手していて、ムン大統領とも握手し、ソファーに自然な流れで腰掛けて会談したということのようだ。10分間ことばを交わしたことをもって大きな評価をするのは難しい」と述べました。

そのうえで「ムン大統領は高官級の協議に言及したが、レベルの問題よりも内容が重要だ」と指摘し、外交当局間の意思疎通は継続するものの、韓国側が太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題で解決策を示すことが重要だという認識を重ねて示しました。