閣議後会見 茂木外相
「ロシア外相と早く話を」

茂木外務大臣は、11日夜、外務省で、就任にあたって記者会見し、ロシアとの北方領土問題を含む平和条約交渉について、「ラブロフ外相とできるだけ早く話をしたい。きたんのない意見交換から始めたい」と述べました。

そのうえで、みずからが担当している日米の貿易交渉が事実上の大枠合意に達したことを踏まえ、「互いの立場の違いを乗り越えるのが外交であり、交渉だ。アメリカ側とも7回にわたって閣僚協議を行い、最終的に一致点が見いだせた」と述べ、領土問題の解決に向けても、粘り強く交渉に臨む考えを示しました。

これに先立って、茂木大臣は、総理大臣官邸で記者会見し、「北朝鮮問題などへの対応のため日韓、日米韓の緊密な連携が今ほど重要な時はなく、未来志向の日韓関係を築くべきだ」と述べました。

そのうえで、「徴用」をめぐる問題で、韓国が日韓関係の基礎を覆した状態が続いているとして、「韓国側に国際法違反の状態を一刻も早く是正するよう強く求めていく」と述べました。