20サミット前にローマ
市長らが都知事を訪問

世界の主要都市のトップなどが共通で抱える課題を議論する「U20メイヤーズ・サミット」が21日から東京で本格的に始まるのを前に、イタリアのローマ市長などが議長を務める東京都の小池知事を訪問しました。

「U20メイヤーズ・サミット」は、世界の26の主要な都市が参加する国際会議で環境や経済などの面で共通で抱える課題を議論し、来月のG20大阪サミットに向けた共同声明を発表する予定です。

この会議が21日から東京で本格的に始まるのを前に、参加する都市のトップのうち、イタリア・ローマ市のラッジ市長が、議長を務める東京都の小池知事と会談しました。

小池知事は「それぞれの都市の経験や将来へのビジョンを共有することで、市民や都民にとって快適な都市づくりができればと期待している」と述べ、ラッジ市長が「災害にどう立ち向かうかなど、大都市が共通で抱える問題に対し、持続可能な社会の枠組みをどのように形づくっていくかを話し合いたい」と応じていました。

また、20日はU20のサミットと合わせて開かれる都市の防災の国際会議に出席する国連の防災担当の水鳥真美国連事務総長特別代表も小池知事のもとを訪れました。

2つの国際会議は20日夜、レセプションが開かれ、21日から22日にかけて実質的な議論が行われます。