理、副総理と言うと」
面会記録で吉田氏コメント

道路整備をめぐって、安倍総理大臣らの意向を「忖度(そんたく)した」と発言し、辞任した国土交通副大臣と去年12月に面会していたことをめぐり、自民党の吉田参議院幹事長はコメントを発表し、あくまでも地域経済などに必要な道路のため要望したなどとしています。

道路整備をめぐって、安倍総理大臣と麻生副総理兼財務大臣の意向を「忖度した」と発言し、辞任した塚田国土交通副大臣が、去年12月に自民党の吉田参議院幹事長から要望を受けた際のやり取りなどを記した面会記録が8日国会に提出され、野党側は「忖度に忖度を重ねた証拠だ」などと批判しています。

これに対し、吉田氏は9日、コメントを発表し「メモでも明らかなように、私は『総理、副総理の地元とは関係なく中国・九州の経済や後世のため、オールジャパンで必要な道路』と発言している」としています。

そして面会で「総理、副総理と言うと国交省もやりにくいだろう」と述べたことについて、「その直後の『与党、公明党、野党で協力して進めていく』という発言につながるもので、誤解を生まぬようにという考えを表したにすぎない」としています。

そのうえで、「あくまでも地域経済などに必要な道路で、幅広い賛同の中で進めていきたいという趣旨で発言したことが改めて裏付けられた」としています。