度道路復活の真相究明
を」野党 塚田氏招致求める

道路整備をめぐる失言の責任を取って塚田国土交通副大臣が辞任したことを受けて、野党6党派の国会対策委員長らが会談し、塚田氏が自民党の吉田参議院幹事長と面会した際の資料の提出や、塚田氏の国会招致を求めていくことで一致しました。

道路整備をめぐる失言の責任を取って、塚田国土交通副大臣が辞任したことを受けて、立憲民主党など野党6党派の国会対策委員長らが会談し、対応を協議しました。

その結果、真相を解明するために、塚田氏が去年12月に自民党の吉田参議院幹事長から、道路整備に関する要望を受けた際のやり取りが記された資料の提出や、塚田氏の国会招致を求めていくことで一致しました。

立憲民主党の辻元国会対策委員長は、自民党の森山国会対策委員長と会談し、こうした内容を申し入れたあと、記者団に対し、「副大臣を辞めて済む話ではない。いったん道路整備の調査が止まったのになぜ、『安倍・麻生忖度(そんたく)道路』だけが復活しているのか、真相を究明しなければならない」と述べました。

国交省局長ら 要望を受けた際に同席

立憲民主党など野党側は、国会内で、政府側からヒアリングを行い、国土交通省の担当者は、塚田氏が、去年12月20日に、自民党の吉田参議院幹事長から、道路整備に関する要望を受けた際、国土交通省の道路局長や企画課長らが同席していたと説明しました。

自民 森山国対委員長 参考人招致には難色

自民党の森山国会対策委員長は、記者団に対し「副大臣など政務三役を辞めた人が、参考人として直ちに招致されたことがあるか調べてみたいが、出席はかなわないのではないか。塚田氏が説明責任を果たす機会はいろいろとあると思う。本人が考えることで、国会とは別の問題だ」と述べました。