分県知事選 現職知事で
最高齢の広瀬氏5回目の当選

現職に共産党の新人らが挑む構図となった大分県知事選挙は、自民党大分県連と公明党大分県本部が推薦した現職の広瀬勝貞氏が5回目の当選を果たしました。

大分県知事選挙の開票結果です。

▽広瀬勝貞(無所属・現)当選 36万246票
▽山下魁(共産・新)6万6502票
▽首藤淑子(無所属・新)1万9701票

現職の広瀬氏が共産党の新人の山下魁氏らを抑え、5回目の当選を果たしました。

広瀬氏は大分県出身の76歳で、現職の知事では最高齢です。経済産業省の事務次官を務めたあと、平成15年の大分県知事選挙で初当選し、これまでに4期、知事を務めてきました。

今回の大分県知事選挙は、広瀬氏が、自民党大分県連と公明党大分県本部の推薦を受け、5期目を目指したのに対し、共産党の新人ら2人が挑む構図となりました。

選挙戦で、広瀬氏は、企業誘致により雇用を創出したことなどこれまでの実績を強調するとともに、大分県版の地方創生や先端産業の育成によって経済の活性化を実現する姿勢を強調しました。

そして、推薦を受けた自民・公明両党の支持層のほか、支持政党を持たない無党派層にも支持を広げ、5回目の当選を果たしました。

広瀬氏「初心を忘れず 県民と汗をかいていきたい」

広瀬氏は「少子化や人口減少に向けて大分県版地方創生に取り組むことや、自然災害に対して安心してもらえる強じんな県土をつくること、それに先端技術によって新しい産業を興すことという3つの大きな課題に取り組んでいきたい。5期目であることを自戒しながら、初心を忘れず、県民とともに汗をかいていきたい」と述べました。