業代1時間300円」
「遅刻で解雇」技能実習生

外国人材の受け入れ拡大をめぐって、野党側は外国人技能実習生を招いてヒアリングを行い、出席した議員からは、技能実習制度の問題点を改善せず、新たな制度を導入することは認められないといった意見が出されました。

外国人材の受け入れ拡大をめぐって、立憲民主党など野党側は国会内で、日本で働きながら技術を学んでいる外国人技能実習生を招いてヒアリングを行いました。

この中で、技能実習生は「朝8時から深夜12時まで勤務したが、残業代が1時間で300円しか支払われなかった」とか「遅刻をしたら、無断欠勤を理由に解雇された」といった実態を報告し、労働環境の改善を訴えました。

これに対し、出席した議員からは「問題点を放置したまま新たな制度を導入すれば、人権の放棄につながる」として、技能実習制度の問題点を改善せず、外国人材の受け入れを拡大する新たな制度を導入することは認められないといった意見が出されました。