北海道知事選挙 鈴木直道氏 2回目の当選 与野党対決制す

今回行われた知事選挙の中で唯一、与野党が全面的に対決する構図となった北海道知事選挙は、与党などが推薦した現職の鈴木直道氏が野党側が支援した元衆議院議員らを抑えて2回目の当選を果たしました。

北海道知事選挙の開票結果です。

鈴木直道、無所属・現、当選。169万2436票。

池田真紀、無所属・新。47万9678票。

門別芳夫、無所属・新。4万579票。

三原大輔、無所属・新。2万4978票。

自民党と公明党、地域政党の新党大地が推薦した現職の鈴木氏が、立憲民主党が推薦し、共産党、国民民主党道連、社民党、地域政党の市民ネットワーク北海道が支持した元衆議院議員の池田氏らを抑えて2回目の当選を果たしました。

鈴木氏は、埼玉県出身の42歳。東京都の職員や北海道夕張市の市長を経て4年前の選挙で初当選しました。

今回の北海道知事選挙は、全国で唯一、与野党が全面的に対決する構図となりました。

選挙戦で、鈴木氏は、新型コロナへの対応など4年間の実績を強調し、道政の継続を訴えるとともに、企業の本社機能の移転や先端産業の誘致で新たな人材を呼び込み、北海道経済を成長させると訴えました。

鈴木氏は「長引く新型コロナや物価高の影響から、道民の皆さんの暮らしを守っていく。エネルギーやデジタル、それに食の分野などで北海道の価値を押し上げて、道民の皆さんの信任にこたえられるように1日1日、北海道を前へと進めていく」と述べました。

一方、北海道知事選挙の投票率は51.70%と、これまでで最も低かった前回・4年前の選挙を6ポイント余り下回り、過去最低となりました。