杉田水脈政務官 民族衣装やゆした記事削除「ほかの発言も精査」

杉田総務政務官は、民族衣装をやゆするなどした6年前のブログの記事について「配慮を欠いた表現を反省している」としたうえで、すでに削除したことを明らかにしました。

杉田総務政務官は、平成28年、みずからのブログに、国連の会議に参加した時のことについて「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」などと掲載し、12月2日の参議院予算委員会で謝罪し、撤回しました。

杉田政務官は6日の衆議院総務委員会で「過去の私の発言などに関する厳しい指摘について非常に重く受け止め、配慮を欠いた表現を反省している。ブログの記事はすでに削除した」と説明しました。

また、杉田政務官は同じ時期に、待機児童問題をめぐって、インターネットのニュースサイトに「旧ソ連崩壊後、コミンテルンは息を吹き返しつつある。子どもを家庭から引き離し、保育所などの施設で洗脳教育をするという失敗したモデルを日本で実践しようとしている」などと投稿しました。

これについても「記事をウェブに掲載する会社に対して、削除を依頼した」と述べました。

そして「ほかの過去の発言についても、傷ついている方々がいる可能性があるものや、明らかに内閣の方針に反しているものなどはできるだけしっかりと精査を行い、適切に対応していきたい」と述べました。