加藤厚労相 “マイナカード持たない人も保険診療 制度検討”

健康保険証を2年後に廃止し、マイナンバーカードと一体化する政府の方針をめぐり、加藤厚生労働大臣は、保険料を支払っていれば、カードを持っていない人も保険診療を受けられるよう、関係省庁と連携して制度の検討を進める考えを示しました。

岸田総理大臣は24日の衆議院予算委員会で、今の健康保険証が2年後に廃止されたあと、マイナンバーカードを持っていない人が保険診療を受ける方法を問われ「保険料を納めていれば、保険診療を受けられる制度を用意する」と述べました。

これについて加藤厚生労働大臣は、25日の閣議のあとの記者会見で「保険料を納めた方が保険診療を受けられることは当然の前提だ。何らかの事情でマイナンバーカードがない人が、必要な保険診療などを受ける際の手続きについては、関係省庁と連携しながら検討を進めていく」と述べました。