共産 小池書記局長が立民 泉代表の憲法めぐる発言を危惧

立憲民主党の泉代表が、日本維新の会との関係をめぐり「『改憲』と言う政党だが、そんなに差がないとも言える」などと発言したことについて、共産党の小池書記局長は、憲法改正で協力の余地があると表明したことになりかねないと批判しました。

立憲民主党の泉代表は、先週の講演で、日本維新の会との関係をめぐり「『改憲』と言う政党だが、実はそんなに差がないとも言える。集団的自衛権をフルで認めることに問題があるので、憲法9条も、必要であれば国会の憲法審査会で議論すればよい」などと述べました。

これについて、共産党の小池書記局長は、24日の記者会見で「憲法の問題では協力の余地があると表明したことになりかねない。日本維新の会は、改憲の旗振り役で、協力する余地など全く存在しない」と批判しました。

そのうえで「憲法は、市民と野党の共闘の柱であり、危険な議論になりつつあることを大変危惧している」と述べました。

泉代表の発言をめぐっては、共産党の志位委員長も、みずからのツイッターに「憲法をめぐって維新と協力の余地ありと考えているとしたら、とんでもない考え違いというほかない」と投稿しました。

これに対し泉代表は「協力の余地ありなどとはひと言も言っていない。ずいぶん見当違いな認識と批判で、敵味方をすぐに色分けし、異論は許さないという考え方こそ改められては」と反論しています。