立憲民主党と日本維新の会 連携して岸田政権を追及方針

立憲民主党と日本維新の会は、国会対応での連携によって、旧統一教会の問題をめぐる与野党協議の実現など一定の成果が得られているとして、共通の政策課題では引き続き連携して岸田政権を追及していく方針です。

立憲民主党の安住国会対策委員長と日本維新の会の遠藤国会対策委員長は、今の国会召集を前に会談し、岸田政権と対じするため、一致できる点では連携することが望ましいという認識で一致しました。

その結果、最大の焦点となっている旧統一教会の問題をめぐっては、高額献金などの被害者救済を図るため、自民党に与野党協議を求め、10月21日、協議がスタートしました。

また、これまでに、政府が成立を目指す感染症法改正案の対案や、保育所などの送迎バスに子どもの置き去りを防ぐ安全装置の設置を義務づける費用を国が負担するとした法案などを、共同で提出しました。

両党の執行部はこれまでのところ、一定の成果が得られていると受け止めていて、共通の政策課題では引き続き連携して岸田政権を追及していく方針です。

さらに安住氏は、政府・与党への対決姿勢を強めるためにはほかの野党との連携も欠かせないとしていて、今後も節目節目で、国会対策委員長などに協力を呼びかけることにしています。