自民 生稲参院議員 “6月 萩生田氏と旧統一教会関連施設訪問”

先の参議院選挙で初当選した自民党の生稲晃子議員が、ことし6月、萩生田政務調査会長とともに旧統一教会の関連施設を訪れていたことを明らかにしました。

自民党の生稲晃子参議院議員は、16日の「デイリー新潮」で、先の参議院選挙の前に、当時、経済産業大臣だった萩生田政務調査会長とともに、旧統一教会の関連施設を訪れていたなどと報じられました。

生稲氏の事務所は17日、コメントを発表し「ことし6月に、ご指摘の団体の関連施設に萩生田氏とうかがったことは事実だ。『ほかにも仲間が集まっているので話を聞かせてもらいたい』との依頼があり、より多くの方に政策を聞いていただきたいという思いでスタッフが判断した」などと、事実関係を認めました。

そのうえで「本人は団体や関連団体との関わりは一切なく、この件以外に関連施設などを訪問したこともない。今後は、関わりがないよう慎重に行動するとともに、スタッフの認識も含めて徹底していきたい」としています。

萩生田政調会長 “旧統一教会関連施設訪問も依頼の事実ない”

自民党の生稲晃子参議院議員が、先の参議院選挙の前に旧統一教会の関連施設を訪れていたことをめぐり、萩生田政務調査会長は、同行したことを認めたうえで、教会側に何かを依頼した事実はないとしています。

先月の参議院選挙で初当選した自民党の生稲晃子議員は、「デイリー新潮」の報道を受け、ことし6月、当時、経済産業大臣だった萩生田政務調査会長とともに旧統一教会の関連施設を訪れていたことを明らかにしました。

萩生田氏の事務所は、17日夜、NHKの取材に書面で回答し「生稲氏との街頭演説の終了後、聴衆から『近くで仲間が集まっているので話を聞かせてほしい』と申し出があり、スタッフが調整したと聞いた。スタッフが預かった名刺に『世界平和女性連合』とあったと聞き、生稲氏も不慣れなこともあり同行した」などと事実関係を認めました。

そのうえで、「現場で生稲氏とそれぞれ短い演説を行ったが、教会側に何かを依頼した事実はない」としています。

一方、「デイリー新潮」が、萩生田氏が衆議院選挙で落選していた期間中に、教会の施設を月に1、2回訪ね、信者を前に演説を行ったなどと報じたことについては、「そのような事実はない」としています。

また、2014年に教会のイベントで来賓あいさつをしたとする報道については、「地元の支援者から『人が集まるので顔を出して』と口頭で頼まれ、詳細を確認せずに出席した。会場に行くまでイベントの内容や主催者を知らなかった」としています。