愛知県知事 旧統一教会関連イベントに祝電 書き換えに抗議

愛知県の大村知事は、記者会見で3年前に県内で開かれた「世界平和統一家庭連合」旧統一教会関連のイベントに出した祝電の内容が書き換えられていたとして、抗議したことを明らかにしました。一方、祝電を出したこと自体については「今後は気をつけなければいけないと考えている」などと述べました。

この中で、大村知事は3年前の10月に常滑市の愛知県国際展示場で開かれた「世界平和統一家庭連合」旧統一教会関連のイベントに祝電を出したことを明らかにしました。

大村知事によりますと代金は私費で支払い、祝電に広く使っている定型的な文章を用いて「開催を祝し、皆様のご健勝ご多幸を祈念いたします」などという内容で出したということです。

しかし、後日、イベントで紹介された祝電の内容が、団体のトップに敬意を表す内容に書き換えられていたことがわかったということで、事務所を通じて確認したところ、団体側から「勝手に作って披露した。申し訳ない」などとおわびがあったということです。

大村知事は「秘書からは『厳重に抗議した』と報告があった。メッセージを勝手に作って披露するのは極めて不愉快で、遺憾だと言わざるをえない」と述べました。

一方、記者団から祝電を出したことの是非について質問されたのに対し、大村知事は「この団体についてはいろいろ言われているということもあるので、今後はこうしたことについて気をつけなければいけないと考えている」と述べました。