滋賀県知事選挙 現職の三日月大造氏 3回目の当選

現職と新人の2人による争いとなった滋賀県知事選挙は7月10日、投票が行われ、現職の三日月大造氏が3回目の当選を果たしました。

三日月氏は大津市出身の51歳。
JR西日本の社員や、旧民主党の衆議院議員を経て、前々回・平成26年の知事選挙で初当選し、現在2期目です。

今回の選挙で三日月氏は、自民党、立憲民主党、公明党、国民民主党、社民党の5党から支援を受け、2期・8年の実績を強調するとともに、新型コロナで打撃を受けた県内経済の回復や、子育て支援などにいっそう取り組むと訴えました。

その結果、支援を受けた各党の支持層に加え、支持政党を持たない、いわゆる「無党派層」からも幅広く支持を集め、3回目の当選を果たしました。

三日月氏は「重責・大役に緊張している。今回県内をまわり、北部の人口減少、山間部の荒廃が気になった。北部の振興は特に強い決意で臨んでいきたい。また、コロナに負けず大切な命と暮らしを守る“健康しが”の政策の実現・改善に向け努力していきたい」と述べました。

敗れた小西氏「力のかぎり頑張りました」

滋賀県知事選挙で敗れた共産党の新人の小西喜代次氏は「ご支援いただいた皆様に心よりお礼を申し上げたい。県内の多くの皆さんから激励や歓迎、ありがたいおことばをいただき短期間ではありましたが、精いっぱい、力のかぎり頑張りました」と述べました。

投票率 55.28%

滋賀県選挙管理委員会によりますと、滋賀県知事選挙の投票率は55.28%と、前回・4年前と比べて14.66ポイント高くなっています。