性暴力被害 若者の4人に1人が“遭ったことがある” 内閣府調査

内閣府が初めて行った若者の性暴力被害に関するアンケート調査で、寄せられた回答のうち、4人に1人が「何らかの性暴力の被害に遭ったことがある」と答えていたことが分かりました。

内閣府はことし1月、全国の16歳から24歳の男女およそ22万人を対象に性暴力の被害実態に関するアンケート調査をオンラインで実施し、2.8%に当たる6224人から回答を得ました。

回答率が低いため全体の特性を反映しているとは言えないものの、「何らかの性暴力の被害に遭ったことがある」と回答したのは、26.4%に当たる1644人と4人に1人となりました。

また、性暴力の被害で最も多かったのは、
▽ことばで性的な嫌がらせなどを行う「ことばによる性暴力」で17.8%、
次いで、
▽体を触ったり抱きついたりするなど「身体の接触を伴う性暴力」が12.4%、
▽スマートフォンで性的画像を撮影されるなど「情報ツールを用いた性暴力」が9.7%となり、
▽「性交を伴う性暴力」も4.1%の回答がありました。

また、追加で行った調査も含めてより詳しく被害の実態を尋ねたところ、性交を伴う性暴力のうち、加害者で最も多かったのが「学校の関係者や同級生など」で29.3%、次いで「交際相手や元交際相手」で27.5%などとなりました。