ロシア艦艇 宗谷海峡通過
オホーツク海などで演習か

ロシア海軍の艦艇が北海道とサハリンの間の宗谷海峡を通過したことについて、松野官房長官は、ウクライナへの軍事侵攻が続く中、ロシア軍による日本周辺での活動の活発化を重大な懸念を持って注視していると申し入れたことを明らかにしました。

防衛省は14日、北海道の宗谷岬の南東およそ130キロのオホーツク海をロシア海軍の艦艇6隻が航行しているのを確認しました。

これについて、松野官房長官は閣議のあとの記者会見で「ロシア軍は、ウクライナへの侵略の動きと呼応する形で、先月以降オホーツク海などにおける特異な大規模海上演習を行ってきており、今回確認した6隻はこの海上演習に参加していたものと考えられる」と述べました。

そのうえで「ロシア海軍艦艇の宗谷海峡などの通過を含め、ウクライナ情勢の中で、ロシア軍がわが国周辺で活動を活発化させていることを重大な懸念を持って注視している旨を申し入れた。引き続き緊張感を持って情報収集、警戒監視を実施していく」と述べました。