“県外からリモート勤務を”
徳島県が人材誘致説明会

徳島県が、県外の都市で働く人たちに、リモート勤務などを活用して徳島県内の企業でも働いてもらおうと、希望者を対象にした説明会を開きました。

これは、徳島県が県内への人材の誘致を図り、去年から始めたもので、1月13日、オンラインで開かれた説明会には県外の都市で働く人など、およそ60人が参加しました。


初めに、県とくしまぐらし応援課の加藤貴弘副課長があいさつし「場所を選ばない働き方、1つの組織に縛られない働き方を推進することで持続可能な地域になる。徳島で新しい気づきを得て、何かを生み出してほしい」と述べ、いまの仕事を辞めずに徳島に移住する選択もあるとアピールしました。

このあと、東京の企業で働きながら、その後、阿南市でも食品などを扱う商社を立ち上げた小柳秀吉さんが講演しました。

小柳さんは、徳島県の食品加工会社や木工会社などを紹介した上で、参加者がみずからの強みを生かして、都市部での販路の開拓やネット通販サイトの立ち上げなどをして活躍してほしいと訴えました。

県によりますと、この日の説明会の結果、20人ほどが県内企業での仕事に応募したということで、2月にも実際に企業を訪れる予定だということです。