岸田首相と公明 山口代表
参院選に向け協力を加速

岸田総理大臣と公明党の山口代表が22日会談し、来年夏の参議院選挙に向けて、自民・公明両党の協力を加速していくことで一致しました。

臨時国会が21日閉会したのを受けて、岸田総理大臣は公明党の山口代表と総理大臣官邸で昼食をとりながらおよそ1時間会談しました。

そして、来年の通常国会でも、政府・与党が緊密に連携して対応することを確認しました。

また、来年夏の参議院選挙に向けて、自民・公明両党でそれぞれ準備を進めながら、両党の協力を加速していくことで一致しました。

一方、山口氏が、日米首脳会談を早期に実現するのが望ましいという考えを伝えたのに対し、岸田総理大臣は「実現に向けていろいろ努力している」と説明しました。

会談のあと山口氏は記者団に「参議院選挙に向けた取り組みは全体として出遅れ感があるので、自民党とよく話し合って協力を加速していきたい」と述べました。

岸田首相 「コロナ禍乗り越え参院選勝ち抜く」

岸田総理大臣は22日、東京都内で講演し、新型コロナウイルス対策に万全を期したうえで、経済社会活動を前進させ、来年夏の参議院選挙に勝利したいという考えを示しました。

この中で岸田総理大臣は、来年の参議院選挙について「コロナ禍を乗り越えて新しい経済を起動させ、そのうえで、来年夏の参議院選挙を勝ち抜き、新たな時代を切り開く道筋をつくっていきたい。来年の政治日程、政治課題をにらみながら政権を動かしていきたい」と述べました。

また、外交・安全保障について「世界が大きく変化する中で、外交を進めていかなければならなず、外交・安全保障の巧みなかじ取りと、安定政権の確立が求められている。複雑化する21世紀の国際情勢に対して、主体的な『新時代リアリズム外交』を進めていきたい」と述べました。