自民 いじめ撲滅PT発足
来年6月めど行動計画

いじめによる自殺や不登校などの「重大事態」が相次いでいることから、自民党は、いじめ撲滅に向けたプロジェクトチームを新たに立ち上げ、いじめの加害者を出席停止にする制度の運用の在り方などについて検討を進め、来年6月をめどにアクションプランを取りまとめる方針です。

文部科学省によりますと、いじめによる自殺や不登校などの「重大事態」は、昨年度、514件と新型コロナの影響から前の年度より減少したものの、調査を開始した平成25年以降、増加の傾向が続いています。

このため自民党は、いじめの撲滅に向けた対策を検討するプロジェクトチームを新たに立ち上げ、17日、初会合を開きました。

プロジェクトチームでは、いじめの「重大事態」への対応に当たった教育委員会からヒアリングを行うなどして、いじめの加害者を出席停止にする制度の運用の在り方や学校現場と警察との連携などについて議論を重ね、来年6月をめどにアクションプランを取りまとめる方針です。