野外音楽フェス 主催者に
文書で報告求める 経産省

愛知県常滑市で開かれた野外の音楽フェスティバルで、新型コロナの感染防止対策が不十分なまま、酒の提供も行われていた問題。経済産業省はこのイベントに3000万円の補助金を交付するかどうか判断するため、連絡が取れていない主催者に、来週までに文書で報告するよう求めました。

先月29日に常滑市で開かれた野外の音楽フェスティバルでは、感染防止対策が不十分なまま酒の提供も行われていたとして、愛知県などが批判しています。

経済産業省は、新型コロナの影響で中止や延期を余儀なくされたイベントが再開するときに補助金を出していて、このイベントには3000万円の交付を決めていました。

しかし、補助金は感染防止対策が前提となっており、不十分な点を調査しようと主催者に電話やメールで報告を求めましたが、これまでに回答が得られていないということです。

このため、経済産業省では、具体的な事実関係などを来週までに文書で報告するよう求めたということです。

事前に提出した誓約書に違反するところが確認された場合や、回答期限が守られない場合、経済産業省は補助金の交付を取り消す方針だということです。