日本人人口1億2384万人余
12年連続減少

ことし1月1日現在の日本人の人口は1億2384万人余りで、去年からおよそ43万人減り、12年連続で減少しました。

ことし1月1日現在の住民基本台帳をもとに総務省がまとめた日本人の人口は1億2384万2701人でした。

これは、去年の同じ時期より42万8617人少なく、12年連続の減少となりました。

人口の増減の内訳では、去年1年間に生まれた人は、調査開始以降、過去最少を更新する84万3321人だったのに対し、死亡した人は過去2番目に多い137万3929人となり、死亡した人が生まれた人を上回る「自然減」の数は53万人と、13年連続で拡大しました。

一方で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、国外に転出した人が例年の半分以下にとどまったことから、全体の人口の減少数は、過去最多だった去年に比べると7万人余り減りました。

都道府県別の人口は東京が最も多く1329万7089人、次いで、神奈川、大阪などとなっていて、最も少ないのが鳥取の55万2046人でした。

人口が増えたのは、東京、神奈川、千葉、埼玉、沖縄の5つの都県で、東京は4万人近く増え、25年連続の増加となりました。

逆に人口の減少数が最も多かったのは、およそ3万5000人の北海道で、9年連続となりました。

市区町村別では最も増えたのが大阪市で1万人余り、最も減ったのは京都市のおよそ5800人でした。

一方、外国人の人口は、去年より5万人少ない281万人余りで、新型コロナの影響で、国外からの転入者が大幅に減ったことから、7年ぶりの減少となりました。