安芸高田市 副市長の公募に
4115人の応募

広島県安芸高田市は、副市長の公募の応募者が想定を大幅に上回る4115人になったと発表しました。自治体幹部の公募にこれだけの人数が応募するのは極めて珍しいということです。

安芸高田市は副市長の定員が2人ですが、このうち1人は長く決まっていないことから、市は求人サイトを運営する会社を通じて、先月のおよそ1か月間、任期4年で年収およそ1200万円を提示して全国から公募しました。

その結果、全国各地のほか、国外からの応募もあり、安芸高田市は応募者の数が想定の4倍の4115人になったと発表しました。

市は今後、石丸市長らが面接を行うなどして選考を進め、最終的に内定者を決めたうえで、今月下旬に開かれる予定の定例市議会に人事案を提案し、4月の就任を目指すことにしています。

石丸市長はNHKの取材に対し「多くの人が関心を寄せてくれ大変ありがたい。市政の改革や街の発展をともに行っていける人物を選びたい」と述べました。

副市長の公募をめぐっては、富山県氷見市が去年行った公募に800人余り、大阪府の四條畷市が4年前に行った公募におよそ1700人の応募があったということですが、広島県によりますと、自治体幹部の公募にこれだけの人数が応募するのは極めて珍しいということです。