衆院広島3区 自民支部長に
石橋氏内定 与党内調整へ

衆議院広島3区をめぐり自民党は、地元の県連が公募で選んだ県議会議員を支部長とすることを内定しましたが、公明党が候補者の擁立を決めていることを踏まえ、与党内での調整がつきしだい正式に決定することになりました。

衆議院広島3区の選出で、公職選挙法違反の罪に問われて自民党を離党した河井克行 元法務大臣に代わる候補者の擁立に向けて、自民党は25日、二階幹事長や山口選挙対策委員長、それに広島県連の会長を務める宮沢 元経済産業大臣らが対応を協議しました。

その結果、先に県連が公募で選んだ広島県議会議員の石橋林太郎氏を支部長とすることを内定しました。

ただ、広島3区をめぐっては、公明党が斉藤副代表の擁立を決めていて、今後一本化に向けた協議が進められることを踏まえ、与党内での調整がつきしだい正式に決定するとしています。

会合のあと、宮沢氏は「県連としては自民党の候補者が選挙区で議席を得ることがいちばんいいことだが、全体の調整は党本部の話であり、一日も早く結論を出してもらいたい」と述べました。

また、山口選挙対策委員長は「二階幹事長からも『早くするように』という指示があったので、きょうの結果を公明党にも伝え、早期に合意したい」と述べました。

自民 二階幹事長「速やかに対応」

自民党の二階幹事長は記者会見で「地元の意向は四囲(しい)の情勢を見て受け止められる範囲で受け止めていくということで良いのではないか。公明党とはもう協議に入ってるので、できるだけ速やかに対応したい」と述べました。