石崎徹議員 離党届提出
自民党は受理

秘書だった男性を殴ったなどとして暴行の罪で略式起訴された、自民党の石崎徹・衆議院議員は「自分なりのけじめとして判断した」と述べ離党届を提出しました。自民党は、党紀委員会を開き、これを受理することを決めました。

自民党の石崎徹・衆議院議員は、去年、秘書だった男性の後頭部や顔を殴ったとして、今月19日に暴行の罪で略式起訴されました。

これを受けて、石崎氏は20日、党幹部に経緯を説明して陳謝し、党は22日午後、党紀委員会を開いて処分を検討することにしていました。こうした中、石崎氏は、22日午前、党本部を訪れ、幹事長室の職員に離党届を提出しました。

このあと石崎氏は記者団に対し「事務所内のことで、大変ご迷惑をおかけしたことを、深くおわび申し上げたい。自分なりのけじめのつけ方として、みずから判断した」と述べました。

一方で、今後の議員活動については「職責を全うしたい」と述べ、議員辞職は否定しました。そして、自民党は、22日午後、党紀委員会を開き、離党届の取り扱いを協議しました。

出席者からは、「厳しい処分が必要で、除名にすべきだ」という意見も出ましたが、離党届を受理することを決めました。

石崎氏は、衆議院比例代表・北陸信越ブロックの選出で36歳。平成24年の衆議院選挙で初当選し、現在3期目です。去年3月には所属していた石破派を退会し、無派閥で活動していました。