衆院憲法審査会長に細田氏を
推す方針固める 自民

自民党は、衆議院の憲法審査会長に細田博之元幹事長を推す方針を固めました。

菅内閣の発足を受けて、自民党は、党役員や衆参両院の常任委員長などの人事を進めています。

このうち、衆議院の憲法審査会長には、細田博之元幹事長を推す方針を固めました。

細田氏は、衆議院島根1区選出の当選10回で76歳。

これまで党の幹事長や官房長官などを歴任し、安倍前総理大臣の出身派閥で党内最大の細田派の会長を務めています。

細田氏は、おととしには党の憲法改正推進本部長として、「自衛隊の明記」など4項目の改正案を取りまとめました。

また、党の憲法改正推進本部長には、衛藤征士郎元衆議院副議長の起用が内定しました。

衛藤氏は、衆議院大分2区選出の当選12回で79歳。

これまで衆議院副議長のほか、防衛庁長官などを務めました。

菅総理大臣としては、憲法論議の要となるポストに、政治経験が豊富なベテラン議員2人を起用することで、党内外の調整を図りながら、憲法改正に向けた議論を前進させたいねらいがあるものとみられます。