基地攻撃能力保有「憲法
を完全にじゅうりん」小池氏

共産党の小池書記局長は、記者会見で、「敵基地攻撃能力」の保有について、自衛のための最小限度の範囲を超えていて、憲法を完全にじゅうりんするものだと強調しました。

新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画の停止を受け、今後の安全保障戦略をめぐる政府・与党内の議論では、「敵基地攻撃能力」の保有の是非が焦点の1つになる見通しです。

共産党の小池書記局長は、記者会見で、「敵基地攻撃とは先制攻撃であり攻撃的兵器の保有は、自衛のための最小限度の範囲を超え、憲法を完全にじゅうりんするものだ」と強調しました。

一方、安倍総理大臣が、来年9月までの自民党総裁としての任期中に憲法改正の是非を問う国民投票を実施したいと意欲を示したことについて、小池氏は、「総理大臣が期限を決めて改憲の手続きを始めたいなどと言うのはとんでもない」と批判しました。