民党総裁選
これまでの経緯は

自民党総裁選。これまでの経緯です。

安倍総理大臣は先月17日と24日、2週続けて大学病院を訪れました。

24日に病院を出たあと、「体調管理に万全を期して、これから仕事を頑張りたい」と述べていました。この日は、第2次政権発足後、安倍総理大臣の連続の在任期間が2799日と歴代最長に。

しかし、その4日後、安倍総理大臣は辞任を表明しました。

これを受けて、総裁選挙への立候補に意欲を示したのは、ともに派閥の会長を務める岸田政務調査会長と石破元幹事長です。
岸田氏は、「次を担うべく、努力していく気持ちは変わっていない」。
石破氏も「こういう事態を受けて、自分の都合は言っていられない」。
一方で、党内では、菅官房長官の立候補に期待が高まっていました。

翌29日の夜、無派閥の菅官房長官は、自民党の二階幹事長、森山国会対策委員長、林幹事長代理と会談。菅氏は立候補の意向を固めます。

2日後には、ほかの派閥に先駆けて二階派が菅氏支持を決めました。
同時に、当選同期の議員や、無派閥の若手議員グループも菅氏に立候補を要請しました。
その後、安倍総理大臣の出身派閥で党内最大の細田派、麻生派、竹下派、石原派が次々と菅氏支持を決定。

党内に7つある派閥のうち岸田派と石破派を除く5つと無派閥議員の多くが菅氏を支持していて、菅氏が優位な情勢のまま総裁選挙は8日の告示を迎えました。