須賀基地 米軍関係者が
感染 検査結果待たず移動

神奈川県横須賀市は、在日アメリカ海軍横須賀基地に所属する軍の関係者が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。この人物は19日、到着した羽田空港の検疫でPCR検査を受けましたが、指定の場所にとどまらず、検査結果が出る前に横須賀市内のホテルに移動していたということです。

横須賀市によりますと、在日アメリカ海軍横須賀基地に所属する軍の関係者の感染が確認されたと、20日、外務省から連絡があったということです。

市は、性別や年齢、軍との関わりなど詳しいことは分からないとしています。

この人物は19日、羽田空港に民間機で到着し、検疫でPCR検査を受けましたが、結果が出る前にアメリカ軍の専用車両で横須賀市に移動し、軍関係者が来日した際、隔離のために利用されている市内のホテルで1泊したということです。

本来は、検査結果が出るまで空港の検疫所が指定する場所にとどまらないといけないとされています。

横須賀市は在日アメリカ軍に対し、住民に不安を与えないため、感染拡大防止に向けて適切な対応をとるよう国を通じて求めることにしています。

これについて、在日アメリカ海軍横須賀基地は、これまでのところ事実関係を明らかにしていません。