観光需要を喚起するための政府のキャンペーン、「Ｇｏ Ｔｏトラベル」が、東京発着の旅行を割り引きの対象から外して今月22日から始まります。これを前に観光関連の業界団体が3密を避けるなど感染の防止対策をまとめました。

17日は、ホテルや旅館といった宿泊施設や旅行会社などで作る7つの業界団体の代表が国土交通省を訪れ、赤羽国土交通大臣に感染防止対策をまとめた文書を手渡しました。

それによりますと、宿泊施設ではチェックインの際に、検温と本人確認を行うとともに浴場や飲食施設で人数や利用時間の制限を設けるなど、3密を避ける対策を徹底するとしています。

また、ビュッフェ方式の食事については、従業員が取り分けたり、客専用の箸を用意するなど提供の方法を工夫するとしています。

文書を受け取った赤羽国土交通大臣は「これまでの商習慣が許されない部分もあり、もう一度総点検して感染対策につながることはすべて取り入れてやっていただきたい。ウィズコロナにおける新たな旅行の在り方の定着に向けて、協力をお願いしたい」と呼びかけました。