団感染情報を通知
27都立施設でサービス開始

都立施設で新型コロナウイルスの集団感染が発生した場合、事前に登録した利用者に発生情報を知らせる東京都のサービスが、12日から日野市の多摩動物公園など27施設で始まりました。

東京都は再開した美術館や博物館、それに図書館など27の都立施設で集団感染が発生した場合、事前に登録した利用者に発生情報を知らせる「東京版新型コロナ見守りサービス」を12日から始めました。

このうち日野市にある多摩動物公園では午前10時の開園に合わせて、正門付近にサービスへの登録を呼びかける看板が設置されました。

このサービスでは施設に掲示されるQRコードをスマートフォンで読み取って登録し、その後施設の利用者や関係者などに集団感染が発生した場合に、メール、または無料通信アプリの「LINE」で感染が発生した日時などが送られてくる仕組みです。

神奈川県から訪れた親子連れは、「簡単に登録できてよかった。こういうサービスがあると安心できると思います」と話していました。

東京都の繁宮賢ICT戦略推進課長は「このサービスを活用することで都民が安心して施設を利用できるようになると思うので多くの人に登録してほしいです」と話していました。東京都はこのサービスが利用できる施設を順次、増やしていくことにしています。