PCR検査 都道府県の
体制強化求める指針 厚労省

新型コロナウイルスのPCR検査について、厚生労働省は都道府県などに対し、これまでを上回る感染拡大が起きることも視野に体制を強化するよう求める指針を公表しました。

指針では、まず、これまでを上回る感染拡大が起きることも視野に入れたうえで、無症状の濃厚接触者を新たにPCR検査の対象に加えることも踏まえ、ピーク時に1日当たりどの程度の検査が必要か見通しを作成するよう求めています。

そして、迅速に検査が受けられるよう保健所などの相談体制を拡充することや、2日から可能になった唾液によるPCR検査も活用して体制を構築するよう求めています。

さらに、ピーク時でも1か月程度はPCR検査を実施できる試薬を確保することや、クラスター対策の強化にあたっては、施設などに医師らが赴いて検査を行うケースが増えるため、体制を整えておく必要があるとしています。

厚生労働省は都道府県などに対し、今月19日までに対応状況を報告するよう求めていて、必要があれば、財政面や技術面での支援を行う方針です。