府配布の布マスク 寄付
募り災害時活用へ 多摩

災害時の避難所などで活用しようと、東京 多摩市は、新型コロナウイルスの感染拡大の防止策として政府が配布した布マスクについて、利用しない家庭に寄付を呼びかけています。

この呼びかけは、マスクの流通で政府が配布した布製のマスクを使わない家庭もあるのではないかとして、多摩市が行っています。

対象は未使用で未開封の政府が配布した布マスクで、28日、市役所ではマスクを寄付する人の姿もみられました。

寄付した女性は「マスクが足りているので、市内で活用してくれればと思い持ってきました」と話していました。

寄付されたマスクは、市内の事業所などで活用したり、大雨など今後の災害時に避難所で配ったりする予定だと言うことで、多摩市防災安全課の城所学課長は「災害の際に避難所で感染症が広がる複合災害を起こしてはいけないので、マスクを活用していきたい」と話していました。