染と熱中症の予防
“距離保てばマスク外す”

マスクの着用などによる熱中症リスクが指摘されていることに関連し、菅官房長官は、感染予防と熱中症予防の両立を図る必要があるとして、屋外で人との距離を十分確保できる場合はマスクを外すことなど熱中症予防の啓発活動を進めていく考えを示しました。

新型コロナウイルスの感染防止策の一環として、マスクの着用が増える中、体に熱がこもりやすくなるなど、夏場にかけて、例年以上に熱中症リスクが高まっていると指摘されています。

これに関連して、菅官房長官は27日午後の記者会見で、「熱中症で、おととしには9万5000人を超える人が救急搬送され、1500人を超える人が亡くなった。熱中症患者が感染症対応をしている医療機関に搬送されると、その医療機関により負担がかかる」と指摘しました。

そのうえで、「感染予防と熱中症予防の両立を図る観点から、厚生労働省と環境省では、屋外で人との十分な距離を確保できる場合にはマスクを外すことなど、新しい生活様式における熱中症予防行動のポイントをまとめ、広報・啓発を図っていく」と述べました。