るさと納税 元課長補佐
2500万収賄容疑で再逮捕

ふるさと納税の返礼品を納入した業者から賄賂を受け取った罪で起訴された高知県奈半利町の元課長補佐が、別の返礼品をめぐって、精肉店を経営する親族からおよそ2500万円の賄賂を受け取ったとして収賄の疑いで再逮捕されました。

再逮捕されたのは、奈半利町地方創生課の41歳の元課長補佐です。

警察によりますと平成29年から30年にかけて、精肉店を経営する叔父を返礼品の納入に関わらせた見返りとして自分の兄の口座に合わせて、およそ2500万円の賄賂を振り込ませたとして収賄の疑いが持たれています。

元課長補佐の両親と兄も関わったとして収賄の疑いで、叔父とその妻は贈賄の疑いで、それぞれ逮捕されました。

警察は、6人が容疑を認めているかどうかを明らかにしていません。

町がふるさと納税の返礼品としている肉類は、町内の複数の業者が納入を請け負っていましたが、警察は元課長補佐が、自分の叔父の精肉店から原材料を仕入れるよう業者に指示し、叔父はさらに別の卸業者に発注して仲介手数料を受け取っていたとみて調べています。

元課長補佐は別の返礼品の納入をめぐって、業者に便宜を図った見返りにおよそ180万円の賄賂を受け取ったとして、地方創生課の当時の課長などと共に起訴されています。