直接持ち込みみ受け入れ
一時中止 埼玉 所沢

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため外出の自粛が求められる中、各地のごみ処理施設には、家の掃除などで出たごみを収集日を待たずに直接、持ち込む人が増えています。埼玉県所沢市は、これ以上混雑すると感染のリスクが高まるとして、直接持ち込まれるごみの受け入れを一時的に中止しました。

所沢市によりますと、今月1日から24日までに市内にある2つの処理施設にごみを持ち込んだ車はおよそ1万5000台と、去年の同じ時期よりおよそ20%ほど増えました。

持ち込まれたごみは、家具や空き缶・空き瓶が特に増えているということで、市は、外出の自粛が求められる中、自宅で掃除や飲酒をする人が増えていることが背景にあるとみています。

所沢市は、さらに処理施設が混雑すると新型コロナウイルスの感染拡大のリスクが高まるとして、29日から来月10日まで、直接持ち込まれるごみの受け入れを中止することになりました。一方、ごみの収集作業はこれまでどおり行うということです。

所沢市東部クリーンセンターの古澤祐晴所長は「混雑を避けるため、ごみは近くの集積所に決まった日に出してもらいたい」と話していました。

同じようにごみの受け入れを一時的に中止する措置は、さいたま市や埼玉県川口市などにも広がっています。