山形 笠まつり初の中止
新型コロナの影響で

東北を代表する夏祭りの一つ、「山形花笠まつり」は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、開催の中止が決まりました。昭和38年に始まったまつりが中止されるのは今回が初めてです。

「ヤッショー、マカショ」の掛け声とともに花笠を回しながら華麗な踊りを披露する「山形花笠まつり」は、毎年8月に山形市中心部で行われ、去年はおよそ1万4000人が参加しました。

山形市や山形商工会議所などでつくるまつりの協議会は、28日、山形市内で総会を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、ことしは中止とすることを決めました。昭和38年から行われてきた「山形花笠まつり」が中止になるのは今回が初めてです。

協議会の会長を務める山形商工会議所の矢野秀弥会頭は「楽しみにしていた人も多かっただけに中止についてはざんきに堪えない」と述べました。

また山形市の佐藤孝弘市長は「新型コロナウイルスの一刻も早い収束が第一だ」と述べました。

東北の夏祭りをめぐっては「青森ねぶた祭」、「仙台七夕まつり」、それに秋田市の「竿燈まつり」も中止が決まっています。