阪万博 国際承認に遅れ
新型コロナの影響で

2025年の「大阪・関西万博」の開催計画について、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、国際的な承認が半年近く遅れる見通しになりました。政府は、遅れは十分に取り戻すことができ、開催スケジュールなどに影響はないとしています。

「大阪・関西万博」について政府は開催期間を2025年の4月13日から10月13日までなどとする開催計画をBIE=博覧会国際事務局に提出しています。

当初はことし6月に開かれるBIEの総会での承認を目指していましたが、経済産業省によりますと新型コロナウイルスの感染拡大を受けて総会の開催が延期されることになったということです。

BIEはウイルスの流行が収束すれば、ことしの遅い時期に総会を開催したいとしていますが、開催計画の承認は少なくとも半年近く遅れることになります。

計画が承認されるまで各国にパビリオンの出展を正式に呼びかけることができませんが、政府は、遅れは十分に取り戻すことができ、開催スケジュールなどに影響はないとしています。

BIEの総会は例年6月と11月にフランスのパリで開かれていて、政府は次に開かれる総会での承認を目指すことにしています。