阪万博「最先端技術の
ショーケースに」民間議員

2025年の開催が決まった大阪万博について、政府の経済財政諮問会議の民間議員は、万博をきっかけに成長を加速させるべきだとして、完全自動運転や次世代の予防医療システムなどの最先端技術をテーマに、2025年を目指した開発の工程表を作るよう提言する方針です。

提言案によりますと、2025年に大阪で開かれることが決まった万博に向け、成長をダイナミックに加速させていくべきだとして、「企画段階から若者を登用して新たなアイデアを引き出し、最先端技術のショーケースにすべき」としています。

具体的なテーマとしては完全自動運転や空飛ぶ車などの次世代移動システムや、健康寿命世界一を実現した社会の姿を世界に先駆けて示すための次世代の予防医療システムなどを挙げ、2025年に向けて開発の工程表を作るよう求めています。

また、世界的な注目が集まることから、国際会議やイベントを各地で開催するように戦略的な誘致を展開し、国内の消費や投資の活性化につなげるべきだと指摘しています。

経済財政諮問会議の民間議員は来週開かれる会議でこうした提言を行うことにしています。