庭学習や修学旅行中止費
支援へ 文科省

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、文部科学省は家庭学習の環境を整えようと小中学生へのパソコンやタブレットの配備を前倒しして行うほか、修学旅行のキャンセル料は一定額を国が支援する方針を固めました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府は、今年度の補正予算案を編成する方針で、文部科学省の予算案の概要が明らかになりました。

それによりますと、臨時休校のため自宅で過ごす子どもたちの家庭学習の環境を整える必要があるとして、令和5年度までに実現することになっている、小中学生への1人1台のパソコンやタブレットの配備を前倒しして行うとともに、家庭の通信環境の整備も支援するとしています。

また、学校再開にあたっては、集団感染のリスクを避けるため、マスクや消毒液などの購入費用を補助することが盛り込まれています。

さらに、保護者の経済的な負担を軽減するため、修学旅行の中止や延期に伴うキャンセル料は、一定額を国が支援するとしています。