国人材 特定技能の
国内受験対象者を拡大

外国人材の受け入れ拡大に向けて、出入国在留管理庁は、新たな在留資格である「特定技能」を取得するための国内での試験の対象について、ことし4月から観光などを目的とした短期滞在者にも拡大することになりました。

新たな在留資格である「特定技能」を取得するための試験は、国外では、フィリピンやカンボジアなど6か国のみで行われていて、受験できる分野も国によって異なることから、受験機会の拡大を求める声が上がっています。

こうした中、出入国在留管理庁は、留学や就労などの滞在者に限定していた、国内での試験の対象について、ことし4月から、観光などを目的とした短期滞在者にも拡大することになりました。

出入国在留管理庁によりますと、国内外で試験を受けた人は今月24日時点で1万157人で、今年度中にさらに、およそ1万人が受験する見込みだということで、今後、国外で試験を行う国や分野も増やして外国人材の受け入れ拡大につなげたいとしています。