九州市長選 現職の
北橋健治氏が4回目の当選

現職と新人2人の合わせて3人の争いとなった北九州市長選挙は27日に投票が行われ、現職の北橋健治氏が4回目の当選を果たしました。

北九州市長選挙の開票結果です。

▽北橋健治(無所属・現)当選 19万6684票
▽永田浩一(無所属・新)3万8555票
▽秋武政道(無所属・新)2万7223票

自民党や公明党、それに、国民民主党の市議会議員らが支援した現職の北橋氏が、共産党が推薦した新人の永田氏らを抑え、4回目の当選を果たしました。

北橋氏は兵庫県出身の65歳。衆議院議員を6期務めたあと、平成19年の北九州市長選挙で初当選し、これまでに3期務めてきました。

今回の選挙戦で、北橋氏は、条例を制定して暴力団の追放運動を推進したことなど実績をアピールしたうえで、人口減少の問題を解決するため新しい産業の振興を通じて若者の定住を図るなどと訴えました。

そして、支援した各党の支持層を固めたほか、無党派層からも支持を集め、4回目の当選を果たしました。

北橋氏は「人口減少やスペースワールドの跡地など、目の前の問題を解決するために若い世代が魅力を感じる仕事を作り、街のエネルギーにして、さまざまな問題を乗り越えていきたい」と述べました。

投票率は33.48%で、過去最低となりました。