東京 ヶ島村で
村長辞職 選挙へ

全国の市町村で最も人口が少ない東京 伊豆諸島の青ヶ島村で、元課長が村の事業で不適正な契約を繰り返していた問題を受けて、菊池利光村長が28日に辞職し、来月、村長選挙が行われることになりました。

伊豆諸島の青ヶ島村では、村の元総務課長が去年8月までの3年間にわたって契約書を作らないなど、およそ2億2000万円に上る不適正な契約を繰り返していたことがわかり、菊池利光村長がこの問題の責任を取るとして、28日に辞職しました。

辞職願はすでに受理されていて、村長選挙は来月22日に告示され、27日に投開票が行われることになりました。

菊池村長はNHKの取材に対し、「今後も島の住民の生活を守るため村長として活動したい」と述べ、来月の村長選挙に立候補したい考えを示しています。

青ヶ島村の人口は、今月1日時点で161人で、総務省によりますと、ことし1月1日時点の住民基本台帳に基づく調査では、全国の市町村で人口が最も少なくなっています。