香川高専詫間B 高知高専B 阿南高専B 「高専ロボコン」出場チーム紹介①
- 2023年11月22日
高等専門学校の学生たちがロボットを製作し、アイデアと技術力を競う高専ロボコン2023。全国大会への切符をかけて10月に四国地区大会が開かれました。11月23日の放送を前に、それぞれのチームが製作したロボットの特徴を、予選ブロック(A~D)ごとに紹介します。今回はAブロック、一体どんな力作がそろったのでしょうか?
「高専ロボコン2023 四国地区大会」はNHK総合 11月23日(木・祝)午後1:05~四国4県で放送。放送終了後は2週間見逃し配信され、全国どこからでもごらんいただけます。(配信は12月7日(木)午後1:59まで!です)
歯車に巻き込んで障害物をクリア!
Aブロック最初のチームは〈香川高専詫間B〉、プロジェクト名は「Marvelous(マーベラス)」です。今年の高専ロボコンの競技「もぎもぎ!フルーツGOラウンド」の第1の攻略ポイントは、段差のある角材とコース上に垂れ下がったロープ、2つの障害物への対応です。
このチームが障害物対策として採用したのは歯車型の車輪です。角材は歯をひっかけて乗り越えます。
コース上に垂れ下がるロープは歯車に巻き込み、車輪が回転することによって後ろへと送り出す仕組みです。
フルーツは、くし状に取り付けたアルミの間にひっかけて落とします。
もう一つの攻略ポイント、高い位置に吊るされた高得点フルーツは長さ1.4メートルの「お助けアイテム」を追加し収穫します。
車輪がロープをまたぐ⁉
2チーム目は〈高知高専B〉、プロジェクト名は「fruity bear(フルーティベア)」です。
角材の前に来ると、前輪が持ち上がりました。同時にロボットの内側から小型の補助輪が下りてきます。一度持ち上げた前輪を角材の上に下ろしてから回転させることで、ロボットが角材に乗り上げる衝撃を受けることもなく、確実に角材を乗り越えることができます。
後輪も持ち上げることができるので、同じ要領でロープをまたいでいきます。
「お助けアイテム」はフルーツをもぎ取る熊の手をイメージ。でも実際は、もぎ取るというより下からフルーツを押し上げてフックから外すことで、高得点のフルーツを狙います。
大きな車輪で抜群の安定感
3チーム目は〈阿南高専B〉、プロジェクト名は「エイピアリスト」です。
直径45センチの大きな車輪が特徴です。車輪の半径を角材の段差よりも大きくすることで、楽々乗り越えることができます。
ロープの前ではロボットを反転させ、斜めになった面の上にロープをすべらせることでくぐり抜けます。
フルーツの収穫は、つめを上下させてひっかけることで確実に得点を狙います。
三者三様の工夫で障害物対策を準備してきたAブロックの3チーム。その結果はいかに・・・?
ぜひ、NHKプラスの見逃し配信でご確認ください。(12月7日(木) 午後1:59 まで)
高専ロボコン 他の地区大会もNHKプラスで!
四国地区以外の高専ロボコン地区大会もNHKプラスの見逃し配信ですべてごらんいただけます。期間は四国地区大会と同じ12月7日(木)午後1:59まで。全8地区大会の見逃し配信はこちらから。
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