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高知市長選挙 何を訴えた? 候補者演説を徹底分析!

  • 2023年11月20日

任期満了に伴う高知市長選挙が11月19日に告示され、現職と新人のあわせて2人が立候補しました。

高知市長選挙に立候補したのは、届け出順にいずれも無所属で、6期目を目指す現職で立憲民主党と国民民主党、それに社民党が推薦する岡崎誠也氏(70)と、新人で自民党と公明党が推薦する元県議会議員の桑名龍吾氏(61)の2人です。

NHKはそれぞれの候補者の演説をAIを使った「テキストマイニング」という手法で分析し、告示日最初の演説で有権者にどのような内容を訴えたのか読み解きました。

演説の中で使われた政策や選挙運動に関する言葉の回数を集計し、より多く使われた言葉をより大きく表示しています。

 

岡崎さんは14分余り演説しました。

最も多く使った言葉は「市民」の12回でした。
「この20年間『市民』の方々と共に、『議会』と共に街づくりを進めてきました」と述べ、現職としてのこれまでの実績を訴えました。

これまでの実績に関連して「消防署」「財政」「地震」「津波」も多く使われています。
また、市の財政課長を務めていた経験を生かして「『財政』『再建』を果たした」と主張しました。

「コロナ」は「企業」や「倒産」と同じ文脈で使われています。
「『コロナ』『倒産』をこれ以上出さずに『企業』を守り、『市民』生活を守ることは重要な課題だ」と述べ、経済対策に取り組む姿勢を示しています。
食品などの「物価高」も、「議会」と連携して「対策」をとると強調しています。

 

桑名さんはおよそ12分間演説しました。

最も多く使った言葉は「新しい」と「市政」のそれぞれ10回でした。
「問題」という言葉も多く使っています。
5期20年続いている長期「市政」による硬直化や緩みが「問題」だとして、対立候補の現職を批判しています。

今回の選挙については「多選の弊害というものを打ち破るためには『新しい』リーダーが出て打破しなければ次の高知市へと移行することができません」と述べています。

また「人口」「支援」「若者」といった言葉も多く使っています。

「徹底した『若者』『支援』、子育て『支援』、結婚『支援』をしていかなければなりません」と述べ、「人口」「減少」対策として「若者」への「支援」を主張しました。

 

高知市長選挙の投票は、高知県知事選挙などと同じ11月26日に行われ、即日開票されます。
 

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